リッキーだけは違う。
2019.05.27 Kolkata, India
2020.01.15 Now We're in Quito, Ecuador
次の日の朝、ラウルの親戚のおじさんから鬼のように電話とメッセージがきていました。
「お願いだから会ってくれ」
いやいや、ゆーてそこまで会いたくなるくらいの関係性は築いていないし、もともと「僕の今までの旅のこととか、インドを旅する上で気をつけた方がいいこととか聞きたければ話すし、コルカタを案内してあげるよ」と言われて「それならぜひ!」といって会うことになったのに、そちらから「お願いだから会ってくれ」はやばいよ、、あやしすぎ。笑
カモが逃げると思ったんだろうな😂
とりあえず連絡先をブロック。
バラナシ行きの列車は夜発で時間があるので、カフェで時間を潰すことに。
誰にも会いませんように、、、と思いながらホステルを出ると、そこにはリッキーがいました。待ち伏せしていたようです。
「ラウルのこと聞いたよね?ごめんね。でも、僕は本当に知らないんだ。2人とも今日バラナシに行くんだよね?もう中々会えなくなるから今日は一緒にいてもいい?」
もう関わりたくなかったものの、無視したり冷たい態度を取ると何をされるかわからず逆に怖かったので、一緒にカフェに行くことに。
カフェでは、何事もなかったように話すこともあれば、私達の信頼を取り戻そうと日本人の友人の話を持ち出され、実際にその人に電話をかけたりしていました。
「僕は本当にこの人を尊敬しているんだ!ちょっと電話かけてみる」
そして実際に日本人女性の方が電話に出て、
久しぶり!元気?
そして、リッキーが「Do you trust me?」というと
日本人女性「え?なに、突然。信じてるけど?」
本当に仲良しの友達に突然言われたかのように答えていたので、まんまと「やっぱりリッキーは違うのかな、、、」と思ってしまった。
さらに、ラウルの親戚のお店で出会ったニュージーランド人にちょうどカフェで会い、今からサビールと出かけるとのこと。
サビールも詐欺師なので、リッキーに「彼に教えてあげないの?サビールが危ない人だって。」
と聞くと、すぐさま「人を騙すこともあるからサビールには気をつけて」と忠告していました。
そんなこんなで、他に行くところもないのでずっとカフェにいたのですが、お腹も空いたので3人でビリヤニを食べ、荷物を取りにホステルへ戻りました。
ホステルからコルカタ駅までOlaで向かいます。
ここでリッキーとバイバイだ!
何も悪い方が起きなくて良かった。
やっぱりリッキーは違うのかな。最後まで親切にしてくれたので、この時には完全にそう思っていました。
リッキーはその日の夜にお姉さんを車で迎えにいかなければならない予定があると言っていたのですが、私たちがOlaに乗り込むと
「いま何時?」
「5時だよ」
「うん、間に合う!」
といって、Olaに乗り込んできました。
「駅までお見送りするね!」
インドの駅とか列車はカオスなイメージだったので、少し安心しました。
そして無事、駅に到着!
そしてこの後、悲劇が起きたのです。。。
つづく