カーリーテンプルで山羊の生贄に立ちあう
2019.05.25 Kolkata, India
2019.12.04 Now We're in Nairobi, Kenya
ナマステー🙏
久しぶりのブログです😂💦
現在ケニアにいまして、ワークアウェイというプログラムである家庭にお世話になっていたのですが、10日間ほぼネットが使えず、、水道水は茶色く、料理にもその水が使われ、虫パラダイスのなか生き抜いておりました😂🙌
そんなケニアの田舎から今は首都のナイロビに移り、やっとネットが使えるようになりました〜〜
🐥🐥
バラナシへのチケット購入後、カーリーテンプルへ向かいました。
カーリーテンプル(カーリー女神寺院)は、ヒンドゥー教の神様の1人であるカーリーが祀られています。カーリーはヒンドゥー教3最高神であるシヴァの妻であり、血と殺戮を好む戦いの女神。
引用: http://tenjikukitan.com/zukan/kali.html
、、、怖い。
踏まれてるのは夫のシヴァ神だそうで、カーリーが大地を壊すのを防いでいるらしいです🙄
カーリーテンプルでは生贄としてヤギを殺し、その血をカーリーへ捧げているとのこと。怖いけれど、大きな学びになるだろうと思い行くことにしました。
かなり刺激が強い内容なので、無理な方は読まないでください。
場所はこちら
Kali Temple Rd, Anami Sangha, Kalighat, Kolkata, West Bengal 700026, インド
カーリーテンプル内は撮影禁止なので内部の写真はありません。
入り口付近は人で溢れかえってました。満員電車くらいの人混み。
リッキーに必死についていくと、寺院内は土足厳禁とのことで靴を置いておく小さなスペースに連れて行かれ、そこに1人のおじさんがいました。ガイドさんらしい。
撮影禁止であること、盗難が多いから貴重品は気をつけて、かばんは前にして、などと注意事項を説明され、また参拝方法も細かく決まっているけど案内するから安心してね。と言われました。
リッキーはここでお留守番、ガイドのおじさんについていきます。ほんとーーーに人が多過ぎて一生懸命ついて行かないとすぐにはぐれてしまう。
いくつかポイントがあり、持たされたお花を祭壇に捧げたり、「家族の名前を言ってから、お願い事をしなさい」と言わたりして、作法をガイドさんに教わりながら参拝します。
寺院内を歩いていると、ところどころにヤギさんが。
この子達も、、、、
と、息苦しくなってきます。
そしてついに、生贄の儀式が行われている場所へ。
割と小さなスペースに、祭壇、儀式を行う人達、二頭のヤギさん、太鼓などが見えました。周囲には血痕がたくさん。前には見物する人だかり。自分がいる場所の足元にも血痕が。血痕というよりもう、血が流れています。そのくらい近くから見ることができます。
もうこの時点で苦しくて吐き気がしてきました。
生贄にされるヤギさんが引っ張られます。
ヤギさんは、自分に何が起きるかわかっていました。
メェェェーーーーーー!!!!と、動物の鳴き声として聞いたことのないくらい、大きな悲鳴を上げました。引っ張られながらも、生きたい、生きたい、と必死に必死に抵抗していました。
小さな子どもが太鼓を叩き始め、だんだん速くなっていきます。
大きなカマを持つ男の人。その前の台に首を置かれるヤギさん。悲鳴がさらに大きくなる。
もう無理でした。とてもじゃないけど、見ていられませんでした。悲鳴が悲しすぎて、あまりにも残酷過ぎて、苦しくて涙が止まりませんでした。
太鼓の音が鳴り止むと、儀式終了の合図。乱暴に投げられるヤギさんの胴体を見てしまいました。
ヒンドゥー教のことはよくわかりません。完全に勉強不足。だからこんなこと言える立場ではないけれど、私には彼らのやり方とヤギさんの扱い方に、ヤギさんへの感謝が残念ながら全く感じられませんでした。
ヤギさんは1日に何頭も何頭も殺されますが、そのまま解体され、食用となるそうです。
ああそうだ、日本で生活していたらなかなか感じられない、どうしても忘れてしまうけれど、自分は日々動物の犠牲の上に生きているということを思い知らされます。
こんなに衝撃的な体験をしても肉を食べることをやめられない自分は本当に薄っぺらいな。だけどせめて、感謝して、食べ物は大切にしていこう。
儀式の後、完全に動揺している私達をガイドのおじさんが次なるポイントへ案内します。
ここで、2000ルピーの奉納が必要だと言われました。
え、そんなに必要なの?と少し思いましたが、2000ルピーでないと救われない、ほら。と祭壇に散りばめられた、他の人が納めたであろう2000ルピーを見せられます。
みんな2000ルピー納めてるんだ、と納得して支払ってしまいました。
2000ルピーは、およそ3000円。インドではかなりの額です。いや、私達にとっても決して安くない。
普段だったらおかしいって絶対思うけど、生贄の儀式で動揺しきっていて冷静な判断なんてこの時はできませんでした。
そうです。このガイドは、詐欺師でした。私たちのように正しい判断ができない外国人を相手に今日も騙してるんでしょうね。
最後にガイド料500ルピーも請求され、総額1人4000円も支払ってしまった。
2000ルピーは寺院に奉納されている。この寺院的にもお金をこんなに出してくれる外国人がいて助かるから、詐欺師と協力または黙認してないわけがないですよね。詐欺とも思ってないかも。
寺院なのに。宗教ってなんなの?ヒンドゥー教ってなんなの?
後から考えると怒りが湧いてくる。
生と死と宗教、そして詐欺。
これがインドなんですね。